トヨタ「86」「ヴェルファイア」、ホンダ「ヴェゼル」。
ノーマルの各車両に対して
NEW SR MS/MCを装着すると、何が、どう変わるのか?
その答えを、数多ある国内外の車両を乗りこなし、論評してきた
4人の自動車雑誌編集者の声を通してご紹介します。

*2018年8月23日に開催したプレス向け試乗会において、参加した各自動車雑誌編集者にインタビューし、回答を得た内容を抜粋。

八重洲出版ドライバー 湯目 由明さん
VOICE 1
八重洲出版ドライバー
湯目 由明さん
  • toyota_86
    86はノーマルの状態で、フルスポーツカーらしい作品。だけどMORE(MS)装着車に乗るとストロークもしっかりしていて突っ張った部分がなくなって、その変化に驚きました。ウィークポイントは・・今回乗った限りでは特に感じませんでした。
  • vesel
    ヴェゼルはノーマルだとリアに振動がダイレクトに伝わってくるのですが、MORE(MC)を装着すると一挙に乗りやすくなる感じ。これなら、ファミリーでも喜ばれると思います。また、純正はコーナーリングで“入りすぎ”な感じがありましたが、MORE(MC)だと、ゆっくり舵を当てても安定した操舵感がありました。
    この車両は後部座席の乗り心地を改善する事に重点を置きつつステアリングのバランスを見直すことにより、乗心地とハンドリングの向上を行いました。路面に対し張り付いているような確りとしたハンドリングフィール、助手席や後部座席が安心して寝れるような快適な乗り心地をコンセプトに開発/商品化を行いました。
  • vellfire
    ヴェルファイアに関して言うとノーマルはハンドリングでワンテンポ遅れて進入するフィーリング。でもMORE(MC)を装着すると応答遅れが縮まってドライバーの思い通りに動いてくれます。後部席はノーマルだと旋回中の横揺れの収まりがちょっと悪い感じだけど、MORE(MC)装着車は揺れの収まりが早くなって印象が大きく変わりますね。
    ヴェルファイアはドライバーズカーと言うより、ショーファーカーと言ったようなイメージが強く運転手(ハンドリング)よりも同乗者(乗り心地)を優先して作られているイメージを受けました。そのため、HLSバルブの特性を生かし運転が楽しく安全になるようハンドリングを高めつつ、車両の動き(ロール・ピッチングなど)を抑えることにより、さらに後部座席の乗り心地もより追求したチューニングを行いました。
モーターマガジン社 ホリデーオート 橋本 洋平さん
VOICE 2
モーターマガジン社 ホリデーオート
橋本 洋平さん
  • toyota_86
    86って荒れた路面苦手だけど、MSを装着するとそんなコンディションでも随分接地をするようになったし、バウンスも一発で収まる。横に乗っているときもすごく快適だなと思いました。多分、荒れた路面を走らせると早いですよね。そこが「スポーツ(MORE SPORTS)」と名付けられた所以なのかもしれませんね。
    フロント・リア共に製品の長さを一から見直し、最適なストローク量を確保することによりダンパが十分に機能するように再設計し、荒れた路面でも常にタイヤがとらえ大きな段差(ギャップ)に対しても十分に確保しました。ストローク量と減衰力を見直し、快適な乗り心地と操縦安定性を両立しています。
  • toyota_vellfire
    ノーマルだとフロント側の操舵感が乏しいヴェルファイア。コーナーの立ち上がりでも減衰が感じられず、対角に動いてしまいます。それが MORE(MC)を装着すると操舵感は出るし、無駄に対角ロールも起こさないし、ずいぶんフラットに走 れるようになったので「MC ってこういうことね」というのが伝わってきました。
  • honda_vesel
    ヴェゼルはノーマルだと、渋いというか動かないというか。それが MORE(MC)装着車に乗り換えたら、随分頭も振られなくなって、後期後に近づいたのかなとい うイメージを持ちました。
交通タイムス社 カートップ 木村 剛大さん
VOICE 3
交通タイムス社 カートップ
木村 剛大さん
  • toyota_86
    ノーマルからMS装着車に乗り換えると、“足が動いているな”と感じられて、それは運転席でも助手席でも同じように感じた。つまり“車を動かしているな”ということが実感できました。
  • toyota_vellfire
    ノーマルはストレートで身体が浮くようなフワフワ感がありましたが、MC 装着車 はそれがなくなってフロアの揺れも少ない印象。あと、力をいれなくてもハンドル がきれるような感じがしたし、後席は、格段に快適になっていますね。
    後部座席(2列目3列目)の視線が上下に動くようなフワフワとした動きを抑えることでお子様などの乗り物酔いの軽減や、後部座席での接地感の不足からくる不安などをHLSバルブの特性により抑え、後部座席でも助手席に座っているような確り感を出しました。
  • honda_vesel
    ヴェゼルはノーマルだとリアの突き上げ感がすごくて気持ち悪くなるくらいですが、MC装着車は“ショックが丸くなったな”という印象でした。後席に乗ってもマイルドな印象で快適でした。
    kbys_voice
    ヴェゼルはダンパの長さやバンプクッションなどの付属部品に至るまで全て新規設計を行い、乗り心地やハンドリングは乗っているクルマが変わったと思えるぐらいの変化感を持たせました。
講談社BC ベストカー 鈴木 直也さん
VOICE 4
講談社BC ベストカー
鈴木 直也さん
  • toyota_86
    ノーマルを乗った後にMS装着車に乗ったら走り出しは大して変わってないなという印象。ただスピードを上げれば上げるほど違いが感じられて、ギャップが大きいコースだとバウンスのあとに荷重が抜けて不安定になるケースがあるけど、それがありませんでした。そこに一番の「違い」を感じました。スラロームでは、初期のレスポンスは86がもともと早いので変わりませんが、ロールし始めてからの“もうひときり”がノーマルよりMSのほうがちゃんと入っていますね。あと価格がこのクオリティで「7万円」なのは嬉しいですね。この時代に車高調20万円って言われても困りますしね。
    kbys_voice
    ハンドルフィールを高めつつ、更に安全性も高める事により運転の楽しみを安全に知っていただく、入口となるような製品になればよいと考えております。また、車高調の様な細かい調整や車検などの法規を考える必要は無くただ単純にダンパ交換をするだけでドライビングの楽しみや快適な乗り心地を味わうことができます。
  • toyota_vellfire
    最初の転がり出しが全く違う印象に。ノーマルの転がり出しのゴロゴロザラザラ感がMC装着車では解消されています。最初の転がり出しに関して、この手のショックアブソーバのアフターパーツのテストでここまでよく感じたのは初めてでした。